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| 文化財調査の現場 |
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文化財総合研究センター センター長 下山 進
文化財は文化を構成してきた大きな要素の一つであり、同時に人間の生きてきた証でもある。こうしたその時代を 最も正確に映す鏡といわれる文化財の中から、それぞれの時代の無限の情報と情熱、そして法則を汲み出し現代に 役立てようと言うのが文化財情報学である。そして、そこでは誰もが、当時の人々の考えや生き方、美意識、驚くべき 叡知(えいち)に触れながら対話し、文化を物心両面から理解し、人類の明日への扉を開くという大きな使命と展望を 持てるのである。
文化財は今日の人に役立つだけでなく、将来の人にも有効な情報を提供し続ける特性上、文化財を受け継ぎ、 保存し、次代へ大切に伝達するのが今を生きる私たちの義務である。
文化財総合研究センターでは、文化財修復国際協力学科はもちろん、国内外の大学、博物館、各研究所の研究者 達で作った、文化財技術文化史研究チーム、文化財科学調査研究チーム、文化財保存修復研究チーム、文化財 デジタルアーカイブ保存研究チームを編成し、統一のテーマのもとに文化財特有の情報をあらゆる角度から、 あらゆる手段を使って引き出し、現代社会に役立てようというプロジェクトにしている。長期的には、最高レベルの知識や方法を駆使して社会にどんどん還元して貢献する、枯れない井戸のような集団を目指している。
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