平成22年度、本研究科の在学生が弁理士試験に合格しました。合格者に研究科がインタビューを行いました。
- 平成22年度 弁理士試験 合格者:
- M氏(48歳・男性)
- 職 業:
- メーカー開発部門に勤務
- 出身分野:
- 理系学部出身
弁理士試験の合格おめでとうございます。
【合格者】ありがとうございます。
日本で唯一の通信制・知財大学院である本研究科から今回、弁理士が誕生し、教職員一同、大変喜んでいます。まずは弁理士を目指した動機や本研究科に入学された経緯からお聞かせ下さい。
【合格者】現在、知財部向け情報システムのサポート的な仕事をしているのですが、法律的なものを含め知財業務の知識が必要となるケースが多々ありました。そこで、仕事の幅を広げると共に、専門知識を永く活かそうと考え、数年前から弁理士を目指して勉強を始めました。
そして、この研究科で勉強すれば知財の専門知識を深めることができると同時に、必ず試験合格にも結び付くはずだと思い、入学を決意しました。
本研究科で勉強したことが、実際に弁理士試験の合格に結び付きましたか?
【合格者】はい、知財科目を改めて基礎から整理し、体系的に把握できたことが今回の合格の結果につながったと思います。
特に意匠については業務で扱った経験がなく、弁理士試験の受験でも意匠法は最も苦手でしたが、この研究科で法体系をしっかり学んだことにより、意匠独特の考え方を正しく理解し、整理することができたと思います。

弁理士試験は難しい試験ですが、やはり法律を基礎から体系的に把握することが合格の近道になる、ということですね。それでは、弁理士試験の短答式試験に合格するために最も重要な点は何だと思いますか?
【合格者】短答の知識は論文とも関連しています。各条文の趣旨を念頭に主体・客体・時期・要件といった論文的な整理を行い有機的な知識を築くことが、実は短答式試験でも重要だと思います。
それでは論文式試験、中でも必須科目に合格するための重要な点は何ですか?
【合格者】論文式試験では答案構成が重要だと思います。このため、普段の勉強の中で、答案を実際に書くことよりも、答案構成の練習に時間をかけました。問題文の一言一句に意味があるので、全てのマターを落とさないように、かつバランスの良い構成を目指しました。
受験勉強は仕事との両立だったわけですが、お仕事を持ちながら研究科の授業を受けるにあたって支障はなかったですか。
【合格者】はい、スクーリングは土日・祝日に設定されていますし、メディア授業はインターネットを通じた受講ですから自分で勉強時間を調整することができます。またテキスト科目も自分のペースで勉強を進めてレポートを作成することが可能なので、特に支障はありませんでした。
では、本研究科に在籍した感想をお聞かせ下さい。
【合格者】研究科の授業は受験指導ではありませんが、裁判例を掘り下げることにより法文に表されていない実務家のとらえ方を学ぶことができるのは本研究科ならではだと思います。また、実務のご経験が豊富な先生方が折に触れて話して下さる、現実にご担当された実例も大変貴重なものだと感じました。先生方が初歩的な質問に対しても、学生のレベルに応じた丁寧な回答をして下さったのも印象的です。
授業に加えてレポート提出や試験などもあり大変ですが、その分、学んだことを確実に自分のものとすることができると思います。
それから、普段は東京のサテライトキャンパスでスクーリングを受講しましたが、岡山会場で受講するのと変わりなく授業を受けることができたと思います。また、すべての院生・専任教員が一箇所に集合する機会も設けられていますので、勉強仲間や先生方と交流し、親睦を深めることができるのも大変いい刺激になります。

それでは最後に、仕事をしながら弁理士試験を受験する方々にメッセージをお願いします。
【合格者】仕事と試験勉強の両立は確かに大変ですが、努力と工夫しだいで必ずチャンスは巡ってきます。どんなに困難な状況の中でも、あきらめずに勉強を続けて下さい。
今日はお忙しいところありがとうございました。今後のご活躍、大いに期待しています。
(インタビュー:平成23年3月24日)










