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文部科学省は、私立大学の学術研究高度化推進事業の一環として、オープン・リサーチ・センター整備事業を平成13年に創設しました。全国の大学から提出された申請について推進委員会が検討・選定し、重点的な支援を行うことになっています。オープン・リサーチ・センター(以下、ORC)とは、研究プロジェクトを強力に実施していくために、他大学の研究者(客員研究者)や補助者として参加を求めている若手研究者との共同研究を進めています。そして現職のスタッフの高度専門職業人に向けての養成や地域社会への貢献を図ることも期待されています。
吉備国際大学からのORCへの申請が選ばれ、その支援の受け皿として平成15年4月より「吉備国際大学臨床心理相談研究所」が発足しました。
本研究所の取り組む研究課題として、広汎性発達障害に特に顕著にみられる対人関係障害を基礎とした社会参加困難の解明と克服の手だての確立が第1に取り上げられています。この研究テーマは、高機能自閉性障害、アスペルガー障害、注意欠陥多動障害(ADHD)、学習障害(LD)へのアプローチにおいて、いろいろと研究され実践が進められてきましたが、最後に残された大変に深刻な問題となっているものです。
第2には、有効な学校教育相談活動を展開するための方略についての研究課題が取り上げられています。学校教育相談の内容が多岐にわたり、それぞれが専門性の高いテーマ(不登校、いじめ、暴力、そして学習困難など)となっている現状をはっきりと分析し、実のある対策を提案し、モデル事業として実践して成果を世に問いたい。
この実践を含む研究活動は、コミュニティ・ネットワークの確立が必要となると予想され、広大なスケールをもつ研究計画といえます。 |
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