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大学院 文化財保存修復学研究科

教員・研究分野一覧

教授 下山 進

研究テーマ

文化財保存科学の分野において、非破壊分析法の研究に取り組んでいる。傷つけ破壊することが許されない文化財から、非破壊分析法によって素材を解明し、保存修復に必要な情報として提供し、また時代背景を紐解き、さらには新たな機能性を引き出して現代に活かすことを目的としている。貴重な文化財の保存と活用を進め、世界共通の遺産である文化財を後世に伝えていくためには、保存科学や修復の分野をはじめとして、広く文系と理系の人々が協働していくことが必要であると考え、共同研究の輪を広げている。
※文化財非破壊分析法:文化財を物理的に破壊することなく、その文化財の内部構造や素材を解明する方法。外部から文化財表面に光(X線・紫外線・可視光線・近赤外線・遠赤外線・テラヘルツ波などの電磁波)を直接照射して入射し、そのときの応答を解析する。

教授 大原 秀行

研究テーマ

麻布を支持体とする近代の油彩画の保存・修復の技術、さらに様々なマテリアルを使用して制作されている現代美術作品の保存・修復の調査・研究。

教授 馬場 秀雄

研究テーマ

日本と李朝の屏風における紙蝶番比較研究。時代金箔の研究・絵画技法研究。東洋絵画及び書蹟の修復技法研究。

准教授 藤田 敏彰

研究テーマ

漆芸文化財の修復分野において、常に最新の考え方と修復技術を取り入れると共に、顕微鏡観察や蛍光X線分析など保存科学の技術を活用し、多角的要素を融合させた先進的修復システムを研究する。

教授 鈴木 英治

研究テーマ

紙を基底材とした資料(文書、典籍、紙資料など)の保存・修復技術、および材料、構造、製作技術についての調査・研究を行っており、具体的には、江戸の版本に関わる材料と構造に関わる特質の調査と、幕末の和刻蘭書(長崎版.江戸官版・坊刻版)物質的側面を中心とした調査研究を進めている。

教授 臼井 洋輔

研究テーマ

人間は不安と希望に満ちあふれた文化的動物であり、混沌の時代ではその振幅は一層大きくなる。これまでも、そしてこれからもとどまることなく文化を創造し、継承する人間は、これから先どのような将来へ向かおうとしているのだろうか。その進む先が正しいのか、間違っているのかを判断したりコントロールする時には必ず基準が必要である。人の一生は良心とか品位がコントロールするが、社会とか人類となるとやはり物差しはインターバルを長く取った文化がそれに当たるだろう。時代を最も正確に映す鏡といわれる文化財の中から、それぞれの時代の無限の情報と、時代と格闘した人間の情熱を、人類の明日への扉を開くという大きな使命へ向けて、人類の遺産の中から汲み出すのが、私の文化財学研究姿勢と領域である。

准教授 髙木 秀明

研究テーマ

環境問題が提示される社会にあって、文化財の保存・修復・活用ができるように、今までの保存科学を発展させた内容の研究を行っている。具体的には、(1)大気への放出が少なく、引火性や発火性の低い環境低負荷な保存・修復材料の探索、(2)大がかりな装置設備を利用することなく、文化財の材料科学について、小規模・迅速・その場分析が可能な同定法の開発を行っている。(1)、(2)いずれの研究においても、標準サンプル品を作成・調製し、実験・観察を行い、適用性について検討している。

講師 大下 浩司

研究テーマ

分析化学を基盤にして文化財研究に取り組んでいる。文化財に使用される色材等の素材に着目した材料化学、文化財の周辺環境に存在する物質に着眼した環境化学、文化財と化学物質の相互間における化学反応に注目した動態化学等を取り入れた分析化学的な手法を駆使して文化財研究を行っている。例えば、文化財研究に有用な新しい化学分析法の開発、化学分析法を駆使した文化財調査、文化財領域における化学的な現象の解釈・解明研究に取り組んでいる。

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