外国語学部 外国学科

4か月間の留学を通して、語学力の向上だけでなく、自分の考え方や姿勢についても多くの学びがありました。特に印象に残っているのは、「自分の意志を明確に伝えることの大切さ」です。日本では相手の気持ちを察したり、遠慮したりすることが当たり前ですが、カナダでは自分が何をしたいのか、どうしてほしいのかをはっきりと言葉にしなければ相手に伝わりませんでした。

ホームステイ先でも、最初は自分の気持ちをうまく伝えることができませんでしたが、ホストファミリーが優しく声をかけてくれたおかげで、少しずつ自分の考えを素直に伝えられるようになりました。その結果、お互いの理解が深まり、より良い関係を築くことができたと思います。

この経験を通して、異文化の中で生活するうえで、自分の意見をもち、それを言葉にすることがとても大切だと感じました。これからも自分の意見を恐れず発信し、異なる価値観を尊重しながら、自分自身も成長していきたいと思います。

私はこの留学を通して多くのことを学びましたが、特に挙げるとすれば次の3つです。

1つ目は、事前準備の大切さです。海外キャッシングができるカードが、カード会社の設定ミスで使用できず、慌てたことがありました。このことから、過信せず、もしもの場合に備えることの重要性を学びました。

2つ目は、自分から動くことの大切さです。受け身でいる間は友達もできませんでしたが、勇気を出してさまざまな人に声をかけたり、自分から交流のきっかけを作ったりすることで、多くの友達をつくることができました。

最後は、「自分らしくいること」です。留学先には数十か国から学生が集まっており、戸惑うこともありましたが、外国の学生たちの“ありのままに生きる姿勢”に刺激を受けました。周りの目を気にせず、自分がどうありたいかを大切にする人たちと過ごすうちに、私も彼らのようになりたいと思うようになりました。4か月間の留学生活を通して、少しずつ考え方が変化し、自分主体で物事を考えられるようになり自信につながったと思います。

フィンドレー大学では、さまざまなイベントが開催されており、参加を通して多くの人と交流し、たくさんの新しい体験をすることができました。留学中は、国籍や文化、宗教が異なる人たちと生活を共にし、時には戸惑うこともありましたが、多様性を受け入れることで自分の視野が広がったと思います。

放課後や休日には、友達とカードゲームやボードゲームを通して、自然な英語を身につけることができました。いろいろな国の友達と話をすることで、それぞれの国についても学びました。

留学を通して、日本では当たり前のことがアメリカや他の国ではそうでなかったり、逆に他の国では当たり前のことが日本ではそうでなかったりして、世界の広さを実感しました。日本を離れ、海外から日本を見る経験をしたことで、自分の日本に対する見方も変わったと思います。

アメリカでの生活には慣れないことも多く、楽しいことばかりではありませんでしたが、この経験を通して少し自分に自信が持てるようになったことは、これからの人生にきっと役立つと思います。