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社会福祉学部 社会福祉学科

大学の顔

自然な人間関係を基本にソーシャルワーカーの社会的役割を示したい

山北 勝寛(やまきた・まさひろ)
社会福祉学部
坂出市の回生病院などで医療ソーシャルワーカー、精神科ソーシャルワーカーを務めた後、1995年4月から吉備国際大社会福祉学部講師。同助教授を経て05年4月から現職。四国学院大大学院文学研究科修了。高知県土佐清水市出身。

 

浅黒く日焼けした精悍な顔。若い時はサーフィン、最近は大会に出るほどスノーボードに熱を入れるが、一方で日曜には礼拝を欠かさない熱心なクリスチャンという顔も持つ。

「遊び回って、お酒も飲んで、敬虔な、とは言えないけれど、そんな信者がいてもいいでしょ」  総合病院の精神科などでソーシャルワーカーを十七年務めた実践派。制度や施設があまりない時代、現場で試行錯誤しながら患者の社会復帰を支えてきた。

患者がアパートを借りるのに保証人になったり、電器店を回って不要な家電製品を譲ってもらったりした。患者の様子を見に頻繁に自宅を訪問し、「女性を何人も囲っていると疑われたこともある」と笑って振り返る。

現在は精神保健福祉学科で地域精神保健福祉をテーマに、ソーシャルワーカーなどを目指す後進の育成に努める。世界的にみて、精神科病院の入院患者が多いと言われる日本では、ソーシャルワーカーの役割は増しているはずだが、社会的な認知度は低いという。

それを強く感じたのは、JICA(国際協力機構)から派遣され、ブラジル・サンパウロで精神障害者の社会復帰の仕事に携わった時だ。医師とソーシャルワーカーが対等に話をし、病院の一階の目立つ場所に相談窓口があるなど日本にはない光景に驚いた。

「日本では医師を中心に縦の関係だが、向こうは横の連携。ソーシャルワーカーに求める役割が明確で職業としての地位も高かった」と話す。

スノーボードをはじめとした趣味の世界の魅力に、人間関係を挙げる。「上下関係がないのがいい。年齢や職業に関係なくね」

肩書などにとらわれない自由で自然なかかわりが、福祉観の基本にあるようだ。

(安部光希)

山陽新聞掲載「大学の顔」編集記事を収録しています。

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