「質の高い大学教育推進プログラム」は、大学設置基準等の改正等への積極的な対応を前提に、各大学・短期大学・高等専門学校から申請された、教育の質の向上につながる教育取組の中から特に優れたものを選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国全体としての高等教育の質保証、国際競争力の強化に資することを目的としている。
本プログラムは、社会福祉・看護・作業療法・理学療法の専門職者養成課程において、連携力の養成を強化する取組である。ここでは領域の枠を越えた合同演習の場を設け、連携スキル学習プログラムを組み入れ、将来、専門領域の実践者を目指す学生の連携技能の養成を進めていく。
具体的には、各領域の専門職者の連携において課題となる場面を設定し、ロールプレイを中心とする体験型演習を行なう。この場面の構成は、老人保健施設の各領域の実践者への聞き取りと参与観察によって行なった調査結果(平成18年度実施、科学研究費)が基盤となっており、具体的な連携の実情と課題が反映されたプログラムである。この取組により、学生一人ひとりのコミュニケーションや連携の力、演習効果などの測定を行ない、内容の修正を重ねて、プログラム内容や合同演習方法を完成させていく。
平成22年度を目標に、1・2年次においてはコミュニケーションスキルI・IIとともに、3・4年次には連携スキルI・IIの内容を社会福祉学部、保健科学部内においてカリキュラム化する予定である。



- 教育課程に対象者を主体にすえるアプローチを導入する。
- 学科を越えた連携スキルの合同演習の場を設定する。
- リアリティのある場面設定(シチュエーションロールプレイ)に基づき、連携スキル学習プログラムを行なう。
- 大学と実習施設を円滑につなぎ、実習の教育的効果をあげる。
- 複数領域の接点において、着眼点トレーニングを展開する。
- 他領域の専門性を認識することから自己の専門性への理解を深める。
- 教員・実習施設指導者・学生による学びのコミュニティを形成する。
- コミュニケーションスキルや連携力向上を個別に目指していけるように学習ポートフォリオを活用する。
- 連携の技能を「スキル」として明確化する。




