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【地域創成農学科】伊弉諾神宮の本殿から採取した酵母と御神米を用いた日本酒の開発と商品化に向けた祭事を行いました

2023年5月9日
  • 農学部

吉備国際大学農学部では、今回、淡路島の観光開発を目途に、伊弉諾神宮(兵庫県淡路市多賀)の敷地内からの酵母採取を計画したところ、同社の全面的な協力の元、結界内の本殿(墳丘墓石)からの採取作業を許諾され、酒類の製造に利用可能な優良酵母を採取することができました。

自然界から酵母を採取して製品化する事例は多数ありますが、石などの無機物からの採取例は少数です。

また、合わせて伊弉諾神宮の御神田で栽培された御神米(伊勢光)使用の許可を頂き、これらを使用した日本酒開発プロジェクトを進めてまいりました。

今回、この酒を仕込んだのは同社に馴染みの深い千年一酒造株式会社(兵庫県淡路市久留麻)です。酒の仕込みに当たっては本学農学部学生が原料処理から上槽まで通い詰め、作業を手伝いながら発酵経過を見守りました。

今般その酒が無事発酵を終え、上槽の運びとなったので、商品化を祈念する祭事を、5月1日に千年一酒造株式会社の蔵にて行いました。祭事には、千年一酒造株式会社社長や本学農学部長など関係教職員と学生らが出席し、伊弉諾神宮の宮司によって執り行われました。

尚、このたび製造された酒は千年一酒造株式会社から、2023年秋ごろ、一般販売される予定です。