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【外国学科】ピンチをchance!に世界で生き抜くためには:コーネル大学教授 大藤剛宏先生の授業がありました

2024年4月24日
  • 外国学科

外国語学部外国学科では、「先達に学ぶ、人生のより良い『生き方』」をテーマとし、これまで日本を創ってきた人々、豊かで平和な社会を築いてきた人々の<生>の声を聞き、学生一人ひとりが、この国や社会のためにできることは何か、また自らが幸福な人生を送るために何をすればよいのか…など、それぞれが自分のあるべき将来について考える。そうすることで、今の自分を見つめ直すことができるようになる。また、自分の<志>を確認できるようになることを目標に、外国学科3年生の必修科目として「生き方」を開講しております。

4月23日、今年度2回目の「生き方」の授業が、岡山キャンパス(岡山市北区)にて行われ、外国学科3年生約40名が受講しました。

この日は、米国コーネル大学医学部心臓胸部外科教授でカタール国ハマド・メディカル・コーポレーション肺移植センター長 大藤剛宏(おおとうたかひろ)先生が、「ピンチをchance!に世界で生き抜くためには」と題して、授業が行われました。

授業の中で先生は、肺移植で世界初の手術を幾度も成功させるなど、世界に無かったものを世に出す、築き上げる「オンリーワン」となった先生ご自身の「生き方」を学生らにお話しされました。

先生は、『みなさんがピンチに直面し困った時、困ったら何が原因でそれができないのか?それをクリアするためにはどうするか?クリアする方法がわかれば、それを頭の中でシミュレーションをする、何度もそれを行いうまくいけば、それは成功します。将来みなさんが、どんな分野に進んでも、この「思考プロセス」は重要です。世界初の手術を幾度も成功できたのは、この思考プロセスによって、頭の中で幾度もシミュレーションをした結果です。苦境に立たされた、ピンチとなったからこそ、絶対あきらめないと思い考え考え、そうして世界初を幾度も成功してきました』と「思考プロセス」の重要性を説かれました。

また、世界の舞台で活躍したい人に必要なものとして「未知なことに対して興味がそそられる人、自分の生まれ育った郷土の文化を尊重できる人、自己責任=自由の発想がある人、No.1ではなくてOnly Oneを目指している人」を上げられました。

そして、『できないときもある、そうした時は一時的に退避したらいい、今は失敗したとしても、1年後のあなたならできるかもしれない、そういった意味で「絶対あきらめない」でください。壁は必ず来ます、失敗もあります、ピンチがやってきますが、失敗こそチャンスなのです。どうしてそうなったのか冷静に考えることで、自身が向上していきます。』とやさしく笑顔で学生らに語りかけました。