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【活動報告】 大西正泰講師が「津和野会議2025」にボードメンバーとして登壇・セッションを担当しました
- 経営社会学科
12月6日(金)から7日(土)にかけて、島根県津和野町で開催された地域づくりカンファレンス「津和野会議2025」において、経営社会学科の大西正泰講師がボードメンバーとして参加しました。
今年の津和野会議のテーマは「みんなで考える」。 かつての「小京都」としての観光地から、人口減少や気候変動といった現代の課題に直面する中で、どのように地域がサバイブ(生存)し、独自の魅力を再構築していくかが問われました。
セッション報告:「おかえり、ただいまプロジェクト」
6日午後の分科会「まちなか会議」において、大西講師は「おかえり、ただいまプロジェクト」(会場:THA)の担当・スーパーバイザーを務めました。
このセッションでは、津和野高校の卒業生である加藤さんと濱野さんが司会し、卒業生の視点から「地域との継続的な関わりしろ」について議論を展開しました。
セッション終了後の振り返りでは、以下のような意見が出ました。
高校関係者やコーディネーターの方々からは、『高校生がいかに津和野という町で楽しめているか』という視点について、大人のあり方を再確認させられたというコメントをいただくことができました。 私個人としては、先生やコーディネーターとは違う、『地域で楽しそうにしている大人』として津和野に存在できるようになりたいです。
「地域で楽しむ大人の背中を見せる」という新たな目標を見出した若者の姿は、まさに地域教育の現場におけるリアルな成長の瞬間でした。
公式津和野会議FBでは、今回の会議を以下のように総括しています。
「経済(エコノミー)の語源は『人々を救うもの』。貨幣価値では計測し得ない『人の幸せ』や『人のつながり』『居場所』といった抽象的だが重要なものに焦点を当てました。 予測不能な未来に対して、大人が答えを持つのではなく、高校生や卒業生と共に『?(問い)』に向き合い、言語を通じて議論し合う。そのプロセスこそが『キャンパスのようなまち』というビジョンに近づく一歩であり、本当に美しい時間でした」
本学では今後も、こうしたフィールドワークや地域連携活動を通じて、学生が地域課題の本質に触れ、実践的な解決策を「みんなで考える」機会を創出してまいります。




