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【経営社会学科】 「まずは、やってみる」 ― 大西ゼミのPBL(課題解決型学習) 竹で作るダ・ヴィンチの橋、鶴姫の衣装、そして越境ゼミ【大西ゼミ】

New 2026年6月17日
  • 経営社会学科

吉備国際大学では、「地(知)の拠点」として地域社会と連携した実践型教育を推進しています。学生は地域の現場に赴き、行政・企業・市民との協働を通して、課題発見力・構想力・協働的実践力を培っています。こうした活動は、教室での理論学習と地域現場での実践を往還する「越境学習」として位置づけられ、キャリア形成や社会人基礎力の育成に直結しています。

経営社会学科3年生の「演習1」(火曜3限)、大西正泰ゼミでは、学生一人ひとりの「希望」「熱量」「関心」「動き方」に合わせたPBL(Project-Based Learning:課題解決型学習)に取り組んでいます。

「やりたいこと」も「やり方」も、心の声に聞けば聞くほど難しくなるもの。だからこそ大西ゼミでは、「まずは(ゆっくり)やってみるメソッド」を数多く用意し、学生がそれぞれの個性を発揮できる「型」づくりを進めています。

大西ゼミの4+1のプロジェクト

今年度のゼミは、学生の特性に応じて以下の4つのプロジェクト+「越境チャンス」を軸に進めています。

プロジェクト 担当 ねらい
誰でもふらっとフリーコーヒー 2名+全体 フリーコーヒーをふらっと来た学生に教えることで「言語化」と「もてなしのふるまい」を体感する。
流しそうめん 2名+全体 竹を切る・組む・水を流すまでの製造工程を試行錯誤。チームで考えやすく、ご褒美のそうめんも。
鶴姫プロジェクト 1名+全体 地域の歴史人物「鶴姫」を軸にした地域ブランディング。1〜2年がかりの長期プロジェクト。
ゼミTシャツプロジェクト 1名+全体 デザインを通じた「合意形成」そのもの。市場の声と向き合うビジネス系ゼミの第一歩。
越境チャンスに飛び込む 全体 他ゼミの活動に参加するなど、いつもと違う環境に飛び込んで新たな自分を発見する。

| 今週のゼミ|竹で作る「ダ・ヴィンチの橋」

6月16日のゼミでは、流しそうめんグループが竹を切り出し、半分に割って流しそうめんの流し面を製作。さらに橋脚として、レオナルド・ダ・ヴィンチが考案したとされる「ダ・ヴィンチの橋」を竹で組み上げました。

ダ・ヴィンチの橋は、接着剤も釘も一切使わず、部材同士を支え合う力だけで自立する構造が特徴です。朝から下準備に取りかかり、竹を切る・組む・水を流すという一連の製造工程の中に、数えきれない試行錯誤のポイントが生まれます。まずは「やってみる」「楽しむ」を初心に立ち返って体感する時間となりました。

| 今週のゼミ|鶴姫の衣装をまとってみる

もう一つの目玉が「鶴姫プロジェクト」。備中松山城主・三村家の娘として備中松山城で生まれ育ち、備中兵乱をたくましく駆け抜けた地域の歴史人物「鶴姫」を軸にした、地域ブランディングの長期プロジェクトです。この日は、届いたばかりの衣装(白無垢の弓道着と剣道袴)を実際に着てみました。

大学の支援を受けながら全員分の衣装を揃え、さまざまなイベントに参加していくことを目指しています。1〜2年がかりでコツコツと育てていく、息の長いプロジェクトです。

| 越境型ゼミ|他ゼミと混ざり合う学び

大西ゼミでは、「越境チャンスに飛び込む」ことも大切にしています。この日は、トーク好きの学生3名がファシリテーションを学びに福本先生のゼミへ。入れ替わりに、大西ゼミには竹岡先生のゼミが合流しました。

春学期は、学生それぞれが自分の特性を見つけ、引き出していくために、いろんなことを体験する期間。普段とは違う環境に身を置くことで、いつも以上に輝く学生の姿が見られるのも、越境型ゼミならではの醍醐味です。

「プロジェクトに塗れて生きる」という学び

社会人の仕事の多くは、突き詰めれば「プロジェクト」の連続です。だからこそ、学生時代にプロジェクトを経験することは、そのまま「社会人になる」ことへの準備につながります。フリーコーヒーで言語化を学び、流しそうめんでチームの試行錯誤を味わい、Tシャツづくりで合意形成と向き合い、鶴姫プロジェクトで地域ブランディングに挑む ― 大西ゼミは、こうした多彩な「教育装置」「越境装置」を通じて、学生が楽しみながら成長できる学びの場をつくり続けています。

 

本学では建学の理念に基づき、学生一人ひとりの能力を最大限に引き出し、社会に有為な人材を育成することを目指しています。今後も地域とともに学び、地域に貢献する実践的教育を通じて、学生が社会で力強く活躍できる教育環境づくりに取り組んでまいります。