吉備国際大学
  1. Home
  2. キビコクNEWS
  3. 学部・学科
  4. 外国語学部
  5. 外国学科
  6. 【外国学科】グローバル人材論 「自分の「普通」は、相手の「普通」ではない」
NEWS

キビコクNEWS

【外国学科】グローバル人材論 「自分の「普通」は、相手の「普通」ではない」

New 2026年10月5日
  • 外国学科

10月2日(金)外国学科3年次生を対象とした「グローバル人材論」の第1回授業がありました。6日から、国際交流基金日本語パートナーズ モンゴル第1期として、モンゴルに赴任される坂田祐子先生に、お忙しい中、授業をしていただきました。
坂田先生は、大学に入学してモンゴル語を学んで以来、30年間、モンゴルとのかかわりを大切にしてこられました。その間に経験したこと、学んだこと、学生へのメッセージを語っていただきました。

なぜ、モンゴル語?

坂田先生が高校時代、モンゴル語を学ぼうとしたきっかけは、3つの関心に集約できる。1)外国語、2)ノーマッド的な生活へのあこがれ、3)ほかの人とは少し違う選択。在学中に、モンゴルへ留学し、日本とモンゴルをつなぐ活動をしたいと思ったそうです。そして、モンゴル関係の仕事がしたいということで、モンゴル人が起業した会社に就職されました。その会社では、移動通信関係の企画、営業、携帯レンタルなどに取り組まれ、モンゴル人社員の日本定着支援も担われました。そこで学んだことが、自分の「普通」が相手の「普通」ではない、ということ。単なることばの置き換え(翻訳)では通じないことがある。これこそが、グローバルに活躍する人の重要な視点である。

モンゴルから一度離れる決心をされます。知らないことを知るために、多くの仕事を経験されました。何がどう役立つのかという問題意識で、転職を繰り返したそうです。国際協力機構(JICA)などの政府系機関、そして、機械メーカー、IT企業を経て、大学で仕事をされた。その間、モンゴルへの関心は堅持されていた。そして、モンゴル語を学んだことは、仕事上、大切な視点を与えてくれたそうです。その基本が、自分の「普通」が相手の「普通」ではないことであり、人との出会いを大切にすることであり、柔軟性をもつことだとのこと。

なぜ今、モンゴルでの仕事か?

子どもさんが成人され、今だから行けるかもしれないとの思いが強くなり、日本語パートナーズに応募されました。多くの経験をしてきた、今の自分だから、やってみたい!との思いがあったそうです。最後に学生たちへのメッセージとして、「今、役に立つ」は大切だけど、自分の興味、関心を手放さなくてもよい。外国語を学ぶ価値を考えて欲しい。

講義に続き、質疑応答がありました。ある学生から、「いろいろチャレンジされましたが、どうやって前に進まれたのか?恐くはなかったのか?」との質問があり、坂田先生から、「恐くなかったと言えばうそになります。でも、「まず、やってみる」ことが大切です。」との回答がありました。もうひとりの学生から、「自分も海外で働きたいという夢を持っています。しかし、周りの人たちはみんな反対します。どうしたらよいでしょうか?」との質問があり、「モンゴルに留学する時は、両親だけが賛成してくれました。自分の人生は自分のものだけど、海外で働きたいということは、折に触れ、少しづつ話していく努力をされてはどうでしょうか」との助言がありました。コメントとして、「夢を実現することのすばらしさを学びました」と発言した学生もいました。

引続き、グローバル人材論では、担当教員(畝先生、能登先生)の講義に加え、グローバルに活躍されている方たちに講義をしていただき、学科の目的である「グローバル社会に貢献する人材を養成する」ことを実現していきます。

*国際交流基金日本語パートナーズは、現地の学校で教えている日本語教師をサポートする事業です。

「グローバル人材論」の第1回授業