農学部 海洋水産生物学科
Department of Marine and Fisheries Biology
海洋水産生物学科の人材育成
海洋水産生物学科では、1次産業である農業と漁業(養殖を含む)を理解した上で、水圏環境を保全し、持続可能な形で利用することを念頭に置き、海洋生物や水産環境の保全のみならず、伝統的漁業や先端的な水産増養殖、そして水産食品や水族館など海洋生物資源を利用して展開する産業について幅広い教養を持ち、それらを多用な産業化に応用する知識と技術を有して、グローカルな視点から、新たな産業の創出に貢献できる人材の育成を目指します。
また、新しい漁業、水産生物を活用した新産業の創出や6次産業化を推進するために、海洋生物の特性を理解した上で、生物展示、海洋レジャー、水産食品製造の専門知識技術を習得し、それらを総合的に使って地域で産業振興に寄与しリーダーシップを発揮できる人材を育成します。
学費について
農学部海洋水産生物学科の2023年度新入生の年間学費は、「115万円」(授業料80万円、施設設備費35万円)です。
さらに、南あわじ市との連携で、「南あわじ市入学奨励金制度」の利用も可能です。支給要件は、大学入学後に住民票を南あわじ市に移して(入学後1箇月以内)【※大学入学前から南あわじ市に住民票がある方も対象です】いただき、4年間居住していただくことなどを前提に、入学金として納付された額(30万円を上限)を、南あわじ市が支給するというものです。
学科の特色
新しい水産学をめざす
本学科は、一般漁業は勿論、釣りやマリンレジャー及び観光や水族館なども含めた新しい水産業・漁業に関わり、海や川の生物資源や環境を活かして地域を元気にできる能力を身につけます。
また漁業における6次産業化や多様なビジネスの取り組みについても学び、新時代の水産業界の担い手を育成します。
特色その1『食品製造加工の知識』
ビジネスやレジャーなど、人生のどのようなシーンにも「食」は欠かすことができません。海洋水産生物学科では、水産食品学と水産食品学実習を通して水産食品について実用的な知識と技術を学びます。また、栄養や食品加工や食品管理や関連法規に関する専門授業を履修することで、食品を深く理解する力を養い、食品製造加工に関する確かな知識と技術を身につけられます。
特色その2『学芸員資格の取得』
学芸員は、水族館や動物園、博物館等において、資料の展示、収集や保管などの業務を行う専門職員で、学芸員資格は文部科学省が認定する国家資格です。海洋水産生物学科では、その資格取得のための科目を開設します。これらの授業には、資料の展示や保管、そして関連法規など、地域の自然や文化財の重要性を認識し、それを教育や地域活性化に役立つ内容が含まれています。
特色その3『副業、複業、起業の時代への対応』
働き方が多様化し、副業が認められるようになり、複数の仕事をこなす複業や、スモールビジネスからの起業も盛んに行われるようになっています。そこで、海洋水産生物学科では、海や川の生物と環境に軸足をおいて、多様な分野に一歩を踏み出せるよう授業科目を設定し、ユニークな講師陣を配置しています。
主なカリキュラム
卒業後の進路・資格
行政機関、水産関連各種団体、海洋レジャーサービス業、水族館・動物園、地域おこし協力隊員、水産加工会社、食品製造会社、水圏環境や生物保全に関する団体、漁業従事者、起業、大学院進学 等
※主に水産業や食品業界での活躍が期待されます。
取得できる資格 |
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